考え方

時間 の話

私の考え方の中核にあるのは 時間 なんだと思う。
基本は 時間 はないという風に考えていますが、過去は記憶か記録の中にあり、未来は現在の選択によってのみできあがる。つまり、 時間 は現在しかないという考え方です。

これに基づくと、罪悪感の全ては過去の問題を今悔いているということになります。
過去は変わりませんが、今の意味を変えることができます。それなのに、今の意味も過去の悔いにしばれて、そこから動かないとしたら、その人は今を生きていない、ひいていは未来も生きることがありません。

変わらないものを握りながら、存在し続けます。
当然、新しい考え方などを入れませんから、変わることなどなく、後悔と過去へ戻ること口にします。その人のタイムラインが、過去でトグロを巻いているようです・これでは、未来は良くなりません。今をよくする、意味を変えることだけが、未来を作ります。

では、どうして過去に捉われるのでしょうか? 感情が大きく作用していると考えられます。過去は今には存在しませんから、記憶です。身体が刺激によってその記憶を想起して、ずっとそこに止まらせます。

だから、罪悪感などは消えていきません。過去は変わらない、意味を変えるしかないのであれば、罪悪感を持たずに、次の未来が良くなるために活かすことをしましょうって言います。人間にはそれしかできません。

後悔がない人はいません。罪悪感を持つ人もたくさんいます。でも、それを握って同じものを再演し続けるとしたらどうでしょう? 嫌ではないですか?

嫌ならどうするか? それを考えましょう。
止めるために同じことをしない選択です。
過去に固執せず、教訓として次に活かす以外、きっとありません。
それが前を向いて歩くということです。

過去に囚われている人に、ぜひやって欲しい。
でも、感情が邪魔する、前に進めないという人がたくさんいます。

それは、過去の事実にきちんと向き合っていないからです。
時間 が解決してくれることはありません。風化したようでも、刺激されればその時の記憶が襲ってきます。

過去に向き合うには過去に向き合う方法があります。
これを知らなければ苦しいだけで、歪曲した過去を見つめ、もしかしたら攻撃に転化していくこともあります。

正しい向き合い方は、事実を事実として認め、もう戻れないことを受け入れ、そういう自分を俯瞰することです。感情が邪魔する人は、身体が反応してしまって、恐怖や記憶に邪魔されます。そういうものも、身体の構造からケアしていけば楽になります。

まずは手放す意思を固めてください。
もしかしたら、手放すお手伝いもできるかと思います。
そういうことを20年以上やっていますから、ね。