考え方

記憶 力がないのか? 言われたことをすぐに忘れる人

話をしていると、その時は聞いているように見えても、後で全く覚えていないという人がいる。 記憶 喪失なのか? と思ってしまうくらい覚えていないのでびっくりしますが、こういう人はいます。

実際、 記憶 力が乏しいのではなく2つのことをやっています。
1.常に良いお返事をしていて、その場の話を合わせいるだけ。
2.話を聞きながら別のことで頭がいっぱいになってしまう。
この合わせ技で、人の話を全く理解できない人になります。

実際、伝達事項を全く忘れてしまったりするので、後から聞いてくる始末。
いくらアドバイスしても、いつもの我流に戻ってしまうので、進歩がありません。

まず、1の良いお返事をしてしまうのは、子供の頃から、そのようにように育ったということが考えられます。親に対して、いつも親の喜ぶようなことを言い、親もそのチェックをしないので、問題になりません。だから、話を聞かないし、その場は合わせていくという形になります。

2つ目は話を聞いているのが辛いので、すぐに別の空想などにはいってしまい、話は聞こえているが中身は受け取らないということで、別の空想作業に頭のエネルギーを使っています。

この2つは長い時間の中で訓練され、当たり前にこなしているので、その人にとっては普通のことであって、周りからすると、あの人話聞いていないという風になります。

結局、本人が指示を守れない、アドバイスを忘れて同じことを繰り返してしまうので苦労します。周りも、話を流されたかの印象を受けるので、まともに相手しなくなります。しんらいかんけ意は築けません。そうなると、晩年、ヘラヘラ笑って相手に合わせて過ごしていくしか道がなくなります。

一所懸命、相手の話を聞こうと思っても、無意識レベルで空想に入ってしまうので、覚えていません。

中には、覚えていてまとめを送ってくる人もいますが、送ったら終わりなので、数日すると全くその話はなかったかのように、新しいことに意識が行き、物事は何事も改善されずにいます。これも、成長が見られないので、周りとしては距離を取ることになりがちです。

本人たちは、なんとかしたいと思っても、他人が言って治る問題でもなく、本人が意識し、常にメモを取り、見返し、忘れないようにすることが必要になります。

人生の大きなツケみたなものですが、これを終わらせないと、何かしようにも興味のあることしかできず、信頼を得にくい状態です。もちろん、それをわかってサポートしてくれるようなパートナーがいれば話は変わりますが、針の穴を通すような話です。

人の意識を多くの人は同じように思ってしまいがちですが、その人がどのように育ち、その反復によって、どのように受け取ることができるようになったかで、差が大きく開きます。
1回聞いて理解できる人、10回聞いても理解できない人、この間には無意識的に何か違うことをしていることが容易に想定できます。